しんど

試験会場からそのまま出社.試験中は仕事のことを忘れられたんですが,急に現実に引き戻されましたわ.報告書の類を拵えました.棘のある言葉でレビューメールを発信.FP試験が意外と簡単だったのと,こっちもとりあえずやることやれた気がするので,結構気分いいかも.今日は終電ではなく,23時頃の電車で帰りました.明日が平日とは思いたくない.

そのアンケート,どうなの?

高齢者と認知症に関する記事の付図として,「運転している途中で行き先を忘れたことがある」という人の数を表した棒グラフが載っていました.横軸は年齢です.高齢なほど人数が多いグラフになっています.このグラフを根拠に導出された主張は,「高齢なほど認知症傾向のある人が多い」だったと思います.

でも,論理が歪んでいる気がします.20歳の場合は「これまでの20年間の人生で一度でも忘れたことがある人」であるのに対し,80歳の場合は「これまでの80年間の~」となります.集計期間が4倍なんだから,仮に20歳と80歳が同じ記憶力だったとしても,高齢なほど確率的に人数が多いグラフになるのではないでしょうか.記事の主張を導くには,「この1年間で行き先を忘れたことがある」という人の数を棒グラフにする必要があると思います.

今日の産経新聞からの抜粋記事

小学校の算数をめぐり,インターネット上で話題となった画像がある.「3.9+5.1=9.0」という解答が減点になり,正解として「9」が示されているものだ.「9」と「9.0」では何が違うのかと,ネット上では論争が繰り広げられた.算数のテストをめぐっては,かけ算の式での順番でも議論になることがある.例は「4個のリンゴを6人に与える時に,必要な個数はいくつか?」の正解となる「4×6=24」.「6×4=24」では答えは正解だが,立式が不正解とされることがある.

算数嫌いにだけはしないでほしいってくらいで,正解なんてどうでもいいです.小数の有効桁については,高校生辺りからで良いと思いますし,問題文に注記が必要だと思います.かけ算の順番についても,問題文に注記が必要だと思います.もしくは,「4個のリンゴを6人に与える時に必要な個数を計算する式は?」という問題にすべきだと思います.前提が明記されていないんだから,「3÷0」は「解なし」でも「無限大」でも正解でしょう.さすがに前提がないからといって,「1+1=10」を「二進数だと正解だろ!」とゴネるのは偏屈でしょうが.

中国語検定

3級に挑もうという気になっています.なっているうちに申し込んだほうが良いかしら.

中国語検定に挑んでいる会社の偉い人から「こないだ4級受かったよ」という報告を受けました.並びましたね.3月に行われる試験で3級を目指すとのこと.ってことが,3級受験のモチベーションになりました.昨日の日記でも触れたタイムリーなネタです.

日本化粧品検定試験

先月受けた試験の2級合格通知が届きました.だからどうした感が否めません.受かったところで思っていたほど喜びの感情が湧きませんでした.鬱病ですね.

今月末は3級FPの試験を受けます.こっちは暗記物が多く,ちょっと自信ありません.

この勢いに乗って,次も何か勉強してみようかしら.と思って心に余裕があった時期に挙げた検定試験が四つあります.

一つはCG-ARTS協会の画像処理検定.業務でよく触れているので,ベーシックは勉強しなくても合格できそうです.エキスパートは変態な数学知識が必要みたいなので,五分五分.最近の技術に疎くなっているので,その辺を補強するのに役立つかな.

一つはサーティファイのC言語プログラミング能力認定試験.冷やかしと興味本位で.ただ,解っている人にとっては逆に難しいというカキコも見ました.基本がどうなのか問うているのに対し,「そーじゃないのもあるから×だな」と思うと正答が○だったりするんで.

一つはMOSことマイクロソフトオフィススペシャリスト.業務でExcelはかなり使っているし,WordやPower Pointもそこそこ行けるのではないかと.新人研修でgdgdながら教える立場だったりもしたし.試験合格のためではなく,試験勉強として学んだことが実務に活かせそう.

一つは中国語検定.2年半前,4級に合格しているので,更に上の3級を目指してみる.もっとも,3~4級向けのテキストで勉強していたので,復習するだけでいい気がします.でも,目指すんだったら新たに別の本を買いたい.無駄遣いですが,投資でもあります.

出しゃばらない

100円ショップのレジでのこと.頭をゴシゴシする仕草で店員に何かを訴える中国人らしき人がいました.手元にはシャンプーらしきボトル.店員さんは「シャンプーシャンプー」言っときました.心の中だけでボソッと「洗发液!(xĭfàyè=シーファーイェ)」言いました.そーいやリンスは中国語で何というのかしら.帰宅後に調べたら,「润丝液(rùnsīyè=ルンスーイェ)」でした.リンスがルンスーね.なるほど.シャンプーにも「香波(xiāngbō=シアンボー)」なる表現がありました.

気になる気がする

中国語に関する話が聞こえてきました.「ごめんなさい」は「对不起(ドゥイブチー)」.何の会話か解りませんが,やたらと「ドゥイブチー」.その都度気になるその声調.どうしてムーンライト伝説よろしく「duĭbuqí」と上がる方向で発音するかな.「duìbuqĭ」ですから.下がってよ.そう告げたいのはやまやまでしたが,会話に加わりには行けませんでした.ごめんね素直じゃなくて.忙しくて思考回路がショート寸前.

今日の産経新聞からの抜粋記事

 9日の欧米の外国為替市場では円相場が急落し,一時1ドル=115円台をつけた.約10個月ぶりの円安ドル高水準.前日の欧州中央銀行による量的金融緩和策の延長決定を受けたユーロ売りドル買いが,円売りドル買いに波及した.

米国中国への出張時に換金した米ドルUSD,中国人民元CNY,香港ドルHKDが箪笥預金になっています.1箇月以上音沙汰ないローン借換の手数料に充てるため,円安になったら日本円に戻そうと思っていました.

ただ,予め線引きしておかないと,「もっと円安になるかも」との期待から,いつまでも換金に踏み切れない恐れがあります.ということで設定するこの手の閾値,職業病か理系の性か,大抵μ+σにします.μは平均,σは標準偏差(ばらつき)です.正規分布に従う場合,μ以上になることがあるのは50%,μ+σ以上は16%です.外為なのでやや長い目で変動を見ておこうと思い,直近3年間の換金レートを統計処理することにしました.

なかなか閾値を超える円安水準になってくれませんでしたが,今朝の新聞記事を見て,再集計してみました.みずほ銀行がWebで公開しているCSVデータを使っています.結果は下表のとおり.

USD/JPY CNY/JPY HKD/JPY
平均μ 111.639 17.592 14.393
標準偏差σ 8.252 1.455 1.065
変動係数σ÷μ 0.074 0.083 0.074
換金基準μ+σ 119.891 19.047 15.458

直近3年の平均,1ドル=112円よりは円安になっていますが,為替変動からすると,もっと円安になることはまだ考えられそうです.現在の1ドル=115円=μ+0.4σは,正規分布表を参照すると,66%になります.つまり,3年スパンで見ると,3回に2回は1ドル=115円になってもおかしくない程度というレア度.箪笥預金はまだ寝かすことにします.

ちなみに,米ドルの換金レートが8.252も右往左往するのに対し,香港ドルは1.065しか右往左往しません.だからといって,米ドルの為替変動の方が大きいのではないかと思うのは早合点です.1億人に対する1人分のウェートと,10人に対する1人分のウェートは違うでしょう.この辺を比較する基準として,変動係数なるものがあります.この変動係数を見るに,米ドルも香港ドルも変動っぷりは同じってことっすな.