じーけん

先週,自由参加型社内講習会がありました.バージョン管理システムGitのネタ,AWS環境へのシステム移行案件のネタ,量子コンピュータのネタの3本です.特にAWSネタは,発表者がうちのチームの元メンバーで,異動先での奮闘談が聴けたとともに,普段の自分の業務で関わることのない内容だったので,だいぶ良かったです.日本語の技術情報が多くない黎明期に,英語の勉強サイトとGoogle翻訳で頑張った,なんて話を聴いて,私も頑張んなきゃなと思った次第.

で,予てからもっと勉強してみようと思っていた機械学習界隈,G検定というものがあるので,それを目標に知識を深めて行こうかなと先週末,Amazon Web Serviceに忖度したわけではありませんが,Amazonで教本をポチりました.わりと早く届くものだと思っていたものの,注文2日後,改めて配送予定日を確認したところ,2月15日となっていました.さては未発売図書の先行予約でしたな.そんだけ先になると,折角励起された学習意欲が冷えてしまっているでしょう.注文を取り消し,発売済の別の本にしました.はてさて.

つまるところ

電車の窓だったか,「UVカット,熱線吸収ガラス」というシールが貼られていました.これってつまるところ,可視光バンドパスフィルタになってるってことかい.UVカットはずばりUltraviolet,可視光より短波の帯域にある紫外線を通せんぼするってことでしょ.熱線吸収はすなわち,可視光より長波の帯域にある赤外線を通せんぼするってことでしょ.いや,紫外線より高周波のX線とか,赤外線より低周波のいわゆる電波とかがカットされているわけじゃないから違うか.

ぐるっとまわってこれでいいのだ

会社のごみ箱に,燃えたり燃えなかったりの分類が書かれています.こじゃれた感じに英語も併記されています.が,「ペットボトル」が「PET BOTTLES」なのが気になります.和製英語とまではいかないでしょうけど,英語の人に通じない表現の定番じゃないかと.駅のごみ箱はちゃんと「PLASTIC BOTTLES」になっていました.

でも,ぐるっと回ってこれでいいのかも.日本語読めない人はこの会社にはいないし,英語表記が目に入ったとしても日本人には「PET BOTTLES」の方が伝わりますし.こりゃ知識ひけらかしたいイキった人を調子づかせて,逆に本質見えてないわプップーという高みの見物をキメる罠なんでしょう.まんまとホイホイされましたわ.

ひとをうごかすぶんしょりょく

ごみ拾いへの協力依頼のチラシが回覧板で回ってきました.この日のこの時間にこの手のごみを拾うよ,という内容が書かれています.排水溝への転落に注意せよとか書かれています.ごみ袋は班長が配ってね,ごみは公民館で回収するよとか書かれています.

で,具体的にどうしたらいいわけ? 転落注意とか書く前に,どこかに集合すりゃ良いのか,どうやったら班長からごみ袋を受け取れるのかとか,その辺を書けよと.それに,公民館ってどこよ.もっと具体名がないと,場所をググることすらできないのですが.わざわざ問い合わせるほどの情熱も無ければ,その問合せ先も判らないので,スルーしました.

以前受けたビジネス文書の研修でも話に上がっていましたが,判りづらい文書はスルーされがちだから,ちゃんとした文書を書くの大事ですね.私はメールとか意識して書いているつもりです.どんなメールでも「以上よろしくお願いします」で締める人がいますけど,お願いされた方が何すべきかちゃんと判る内容になっていますかと.「〇〇さま向けの資料を更新しました.以上よろしくお願いします」→内容を確認すればいいの? 〇〇さまへ送ればいいの? それともただの連絡?

新空間

じゃなくて真空管.昨夜放送のDr.STONEでメンタリストが言っていたとおり,私もその正体,詳しくは知りませんでした.理系高専上がりのSEとして,これは遺憾だなと.気になったタイミングが成長の好機.お手軽Wikipediaで調べてみました.Wikipediaを馬鹿にしちゃいけない.載っていた動作原理の説明で理解できました.若しくは,少なくとも理解できた気にはなれました.

二極真空管は,普通の白熱電球の中に,ちょっと離して板状の電極も配置した形.フィラメントから放出された熱電子が,板状の電極の極性に応じて,そっちへ飛んでいって吸収されて電流が流れたり,逆にそっちへ行けずに電流が流れなかったりするとな.となるとなるほど,この整流装置,ダイオードですね.ダイオードが自由電子価数の異なる二つの素材間の空隙で整流機能を実現するのに対し,二極真空管は真空中に飛び出た熱電子に作用するクーロン力で実現しているのね.面白いわ.

三極真空管は,その間に網を挿入することで,なんやかんやで入力電圧に応じて出力の増幅っぷりが変わる代物.となるとなるほど,これはトランジスタですね.トランジスタは自由電子価数の異なる三つの素材で実現してますけど,こんな方法があるのね.面白いわ.

学校でダイオードやトランジスタの原理を習った身としては,歴史と技術を遡る体験です.昔の人は逆に真空管に着想を得てこれら半導体を発明して感動してきたことでしょう.

いぬぬわん

「7×犬の年齢=人の年齢」よりも良い感じの式が開発されたそうな.ラブラドール・レトリバーと人の両血液のDNAメチル化に基づいて立てた式で「16×ln(犬の年齢)+31=人の年齢」だそうな.自然対数が出てくる辺りがそれっぽくて好み.しかし覚えられない.

犬の年齢人の年齢
3箇月9歳
6箇月20歳
1歳31歳
2歳42歳
3歳49歳
4歳53歳
5歳57歳
8歳64歳
10歳68歳
15歳74歳
20歳79歳
25歳83歳
30歳85歳

すーがくからのえんじにありん

先日,会社で丸一日,A4の裏紙を20枚近く費やして,数学しました.周りに誰も相談できる人,いないもんでね.いや,いるのかもしれませんが,誰がそういう人なのか知らないもんでね.

作りたかった式は,二次元空間上の特定の位置の特定の大きさの特定の角度の中心からの距離の算出式です.用意した変数が,x軸半径を表すのか短径を表すのか,途中でこんがらがりました.三角関数,まあ普通に使います.回転行列,まあ使います.楕円の方程式,たまに使います.二次関数の解の公式,就職してから数回は使ったかな.二重根号の外し方,学生以来の超久しぶり.

途中の式変形,どこかで間違っているんじゃないかと不安になりながらも,プログラムに実装したら問題なく期待どおりに動きました.とはいえ,今度はプログラミングの問題で,どこかで0除算やら負値平方根とか出てくると思うので,丸め誤差を考慮してif文噛んだりも考えねば.それと,計算回数もなるべく減らす設計にせねば.

まじった

クラスなのにアクサンシルコンフレックス付けてないしnewのままでした.と思ったら,昨日までのC++/CLIではなく,今日はC#だったので正解でした.こんがらがるわ.以下の対応表を書き始めたらあれもこれもが始まって夜更かし突入で戻れなくなったので切り上げとく.

managedmanagedunmanaged
C#C++C++
class C{
 void f1(C c);
 static void f2(void);
 void f0(){
  C c;
  byte b;
  long l;
  int[] i;
  i = new int[9];
  c = new C();
  c.f1(c);
  c.Dispose();
  C.f2();
 }
}
ref class C{
 void f1(C^ c);
 static void f2(void);
 void f0(void){
  C ^c;
  unsigned char b;
  long long l;
  array<int>^ i;
  i = gcnew array<int>(9);
  c = gcnew C();
  c->f1(c);
  delete c;
  C::f2();
 }
};
class C{
 void f1(C* c);
 static void f2(void);
 void f0(void){
  C *c;
  unsigned char b;
  long long l;
  int i[9];
  c = new C();
  c->f1(c);
  delete c;
  C::f2();
 }
};

ちなみに,「アクサンシルコンフレックス」で合ってるよね?と思って調べたら,「サーカムフレックスアクセント」という方が主流っぽいです.また,同じ形でも「ハットマーク」と読んだら数学的冪乗,「ハット」と読んだら統計的推定値,「キャレット」と読んだら文字挿入位置を表すんだそうな.ぜひ覚えておきたい.

こりゃややややこしいややばい

7割お仕事・3割趣味で,音声ファイルを読み込んでソノグラムを作るプログラムを作り始めました.どや顔で「ソノグラム」言ってますが,説明できるようになったのは最近です.時刻を横軸,周波数を縦軸,音圧をプロット点の濃さで表したグラフです.

WAVEファイルを扱うプログラムは以前,趣味で作ったことがあります.以前と言っても相当な以前です.高専生時代に遡るので,約20年前です.改めて内部構造をググってコーディングしました.大したことないない.

フーリエ変換で周波数成分を算出するプログラムも作ったことがあります.高専の授業でも触ったし,業務でも触りました.録音機器ベンダの人に「MATLABとか使うんですか?」と訊かれました,使うまでもないない.いや,使えばもっと楽に凄いことできるのかも.必要性を感じてなくて使ったことがありませんだめぽ.

という要素技術は問題ないんですけど,もっと簡単なところでこんがらがって躓いて進めず,長考に入りました.fHzでサンプリングしたn個の連続データから得られるのは何Hz間隔で何~何Hzのスペクトルなのか.fHzでn個ということは,対応する時間はn/f秒でしょ.で,えーと,だから….逆に,f1Hzからf2Hzまでのスペクトルをkピクセルでグラフ化するとすると,何個のデータを使ってフーリエ変換すればよいのか.えーと,だから….裏紙にいろんな落書きしました.モヤモヤがハレバレしない感じ,ユカイじゃない.

どーそーかいてきな

過去の某案件で共闘した人達と,久しぶりに飲みませんかの話が来ました.開催日は年内のいつか.向こうでお世話になった台湾人が今や日本で働いているということもあって,どすかと.

この案件で初めて海外へ行きました.それ以降も,数回の中国出張.仕事としてはハプニング続きでしたけど,まあ楽しい思い出です.一番濃かったのは2度目の出張ですね.当初9日間の予定が,なんやかんやで17日間の滞在に.

この出張がなかったら,中国語を勉強しようとは思っていなかったです.しかし,3級に合格したからというもの,全然勉強していません.ココリコ田中時代から観ていたNHK教育の中国語講座も,TOKYO MXの魔力や3倍になった通勤時間に圧され,今春から観なくなりました.勿体ないわ.身につけたものはキープしておきたいものですね.

そーいや通勤時間中に読んでいた小説の十二国記も,単語の読みが一部,中華風でした.「房間」と書いて「へや」とルビが振られたりしています.まんまやん.「部屋」の中国語「房间(fángjiān)」のまんまやん.「院子」には「なかにわ」とルビが振られていました.読み方は,まあyuànziでしょ.でも,意味は知りませんでした.まさかと思って調べてみたら,これもまんま型でした.にやにやしちゃう.