全額繰上返済の連絡.前回の銀行は丁寧な説明で淡々と手続きしてくれましたが,今回の銀行は慰留されました.ま,解らなくはない.「これまでの付き合いもあることですし,事前の相談もなしに,金利が低いってだけでそちらへ行くのはどうかと.いやー,違うと思いますよ」とのこと.その弁に納得はしかねます.うだうだ言われましたが,最終的には「是非とも金利の引き下げを検討させてください」とのこと.初めにその一言があれば心象が良いままだったのにね.成果はあまり期待していませんが,道義的にワンチャンを預けることにしました.借換先銀行との契約未締結でしたしね.
というわけで,送付する資料を準備するとともに,損益分岐点を計算してみました.借換先は金利が低いものの,定期的に査定的な費用が別途かかります.借換手続きに掛かる費用もあります.ですので,単純に金利だけで比較するわけにはいかないんです.Excelの財務系関数,PMT,PPMT,IPMTに加えて今回,CUMIPMTを勉強しました.いろいろ便利なのがあるもんです.備忘録を兼ね,年利3%の10年ローンで500万円(元利均等)を借りた場合を例に,関数の使い方を紹介します.
関数 | 説明 | 例 |
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PMT | ローン支払額 | 毎月の支払額= PMT(3/12, 12*10, 5000000) |
PPMT | ローン支払額の元金分 | 借りた6箇月目の支払額の元金分= PPMT(3/12, 6, 12*10, 5000000) |
IPMT | ローン支払額の利子分 | 借りた6箇月目の支払額の利子分= PPMT(3/12, 6, 12*10, 5000000) |
CUMIPMT | ローン支払額の利子分の総額 | 5年目の1年間で支払う利子分の総額= CUMIPMT(3/12, 12*10, 5000000, 12*4+1, 12*5, 0) |