小学生の頃,そろばんを習っていました.てっきり「そろばん」に充てた漢字が「珠算」だと思っていましたが,「算盤」ですね.最終的に,珠算準2級,暗算1級まで行きました.今でも計算するときは頭に珠が浮かびます.逆に,そろばんを習ったことのない人はどうやって計算しているのか,想像できません.
珠算教室でそろばんや筆記用具が必須なのは当然ですが,もう一つ,無いと困るものがあります.文鎮です.どこまで計算したか分かるように,未計算部分をそろばんで隠し,解き進めるに従ってそろばんを下へ下へと移動していくのですが,文鎮がないとこの技が使えません.左手は常にそろばんを掴んでいるので,紙を押さえるのは文鎮の役目です.
そろばん教室を辞めてからというもの,そろばんも文鎮もどこかへ行きました.日常生活でそんなに出番あるものでもありませんし,不便はしていませんでした.ところがこないだ,帰省時だったでしょうか,「こんなん出てきたけど」と母から懐かしいものを見せられました.

文鎮ktkr.そろばん教室で使ってたやつです.これも何かの縁,ゲットしました.が,やっぱりあまり使い道ありません.見つけた使い道は二つ.
一つは文鎮としてです.休日,アニメを消化する傍らにメモ帳を用意しています.日記のためのサブタイトルを記録するためです.食事中で手が塞がっている場合や,冬の寒い日に左手を温かいところから出したくない場合などで,文鎮が活躍します.
もう一つは重りとしてです.うちの洗濯機は,玄関を出た外にあります.風が強い日は,洗濯槽の蓋が飛んでいかないよう,ガムテープで封をすることがあります.それほどではないもののそこそこ風の強い日,そう,文鎮の出番です.
いろいろ書きましたが,一番言いたかったことは以下.どうしても,この写真の向きで使いたがる.上下逆でも文鎮としては全く問題ないんですけど,そろばんのデザインなんですもの,上下逆だと気持ち悪くて敵いません.