じゃなくて真空管.昨夜放送のDr.STONEでメンタリストが言っていたとおり,私もその正体,詳しくは知りませんでした.理系高専上がりのSEとして,これは遺憾だなと.気になったタイミングが成長の好機.お手軽Wikipediaで調べてみました.Wikipediaを馬鹿にしちゃいけない.載っていた動作原理の説明で理解できました.若しくは,少なくとも理解できた気にはなれました.
二極真空管は,普通の白熱電球の中に,ちょっと離して板状の電極も配置した形.フィラメントから放出された熱電子が,板状の電極の極性に応じて,そっちへ飛んでいって吸収されて電流が流れたり,逆にそっちへ行けずに電流が流れなかったりするとな.となるとなるほど,この整流装置,ダイオードですね.ダイオードが自由電子価数の異なる二つの素材間の空隙で整流機能を実現するのに対し,二極真空管は真空中に飛び出た熱電子に作用するクーロン力で実現しているのね.面白いわ.
三極真空管は,その間に網を挿入することで,なんやかんやで入力電圧に応じて出力の増幅っぷりが変わる代物.となるとなるほど,これはトランジスタですね.トランジスタは自由電子価数の異なる三つの素材で実現してますけど,こんな方法があるのね.面白いわ.
学校でダイオードやトランジスタの原理を習った身としては,歴史と技術を遡る体験です.昔の人は逆に真空管に着想を得てこれら半導体を発明して感動してきたことでしょう.