今日の産経新聞からの抜粋記事(4899)

今回の地震では北海道内全域が停電し,電源喪失による市民生活の混乱がクローズアップされた.電力需要が大幅に上回る首都圏でも,国の首都直下地震の被害想定では約5割の地域で停電するとされ,電力の安定供給体制の確保は喫緊の課題だ.東日本大震災を教訓に,一部の大手電力会社は相互の電力供給体制を強化するなど対策を進めている.

私は原発廃止反対で,太陽光発電(のための山林開拓)反対です.ふと,ポートフォリオに応じた電気料金にするのはどうかと思いました.火力,原子力,水力,風力,太陽光,地熱,波力など,それぞれで発電単価は異なるはずです.原料費,運営費,建設費,リスク対策費,政府方針のバイアスなどを加味した単価を公開し,消費者がそれらをどの割合で採用して受電するか決める仕組みです.

原発反対の人は原発以外を選ぶでしょうし,そうでない人は安価なところを狙うことでしょう.とは言え,一極集中はリスクが高いので,分散採用者ほど安くする仕組み.更に言うと,電気の使い方に応じた課金にするのも良いかと.消費電力量が常に一定の人ほど原発を安く利用できたり,消費電力量と天候との相関性が高い人ほど太陽光や風力を安く利用できたりする仕組み.

発電会社側の方は,同種の発電会社における発電効率に応じた配分で料金を徴収する形.となると,発電会社と消費者との間を取り持つ管理会社が必要になりますね.国がここを担っても良いと思いますが,一時期話題になった送電系を担う分離会社がここを管理するというのもありかも.

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